12月21日発売の、3月のライオン最新刊(14巻)のネタバレと感想についてまとめました。
(14巻特装版のエコバッグ情報も同ページ内で紹介しています)
全体を通してコメディー色が全面に出た、楽しい巻となっています。
プロ棋士による真剣勝負の話は一旦休憩。
前半は川本家3姉妹と島田八段、零の担任教師である林田先生とのほのぼのとした交流シーンです。
後半は将棋職団線に出場する零の学校の校長先生たちの、ギャグ満載のドタバタシーンが続きます。
そして、なんと、サプライズキャラとしてハチクロメンバーが登場する驚きシーンも用意されています!
素直に楽しめて大笑いできる点では、全巻を通して14巻がダントツではないでしょうか!
目次
14巻のネタバレ&感想 ※ネタバレを含みますのでご注意ください。
ハチミツとクローバー好きな人おる?
3月のライオンの14巻読んでみて!
なんとハチクロメンバーが登場するよ!
しかも、ハチクロ9巻の表紙の物語!当時の単行本の表紙の伏線が回収された!
1つのネタに12年かけるとか神!
鳥肌たった!#羽海野チカ #3月のライオン#ハチミツとクローバー pic.twitter.com/OxXuMW5xnj— 小西 光治 / スバキリ(素晴らしい風水切り絵師) (@KonishiKoji) 2018年12月25日
では、早速いってみましょう!
ふわふわの宝物
物語はまねき猫そっくりの3月町商店街の看板娘のネコ「マニーちゃん」のエピソードから始まります。
本筋からちょっと外れますが、あまりに可愛いかったで少しお付き合いください。
このマニーちゃん、可愛いだけじゃなく、飼うとものすごいご利益があるネコなのです。
歳なのか、ちほちゃんが出ると泣いてしまう。俺は単行本の中で繰り返す、哀と楽の波の揺れ動きがすごく好き。だけど、14巻は幸せに溢れていて、それもどうしようもなく好き。マニーちゃん、あんためんこいねー。#3月のライオン pic.twitter.com/5HUeHzOP1D
— 煮卵ちゃん@安野家。 (@11_now) 2018年12月24日
以下、歴代マニーの功績です♪
捨てられていた小猫をクスリ屋さんが拾い買い始めます。
あまりの可愛らしさに通行人が吸い込まれるように集まり大繁盛!
店先のベンチは3月町のパワースポットになりました。(笑)
◆2代目マニー
初代の娘。八百屋さんの看板娘。
買い物に来たあかりさんにマニーちゃんが尻尾でトウモロコシをオススメし、あまりのかわいらしさにオススメされるままに購入!
◆3代目マニー
2代目の娘。32倍の抽選を経て化粧品屋「ビューティウミコ」に飼い主が決定。
マニーちゃんをまじえて近所のおばあちゃんがお茶と名句とおしゃべりに集うようになり、笑い声の絶えないお店となります。
あかりさんとひなちゃんは、ビューティウミコのお店を見て、小さなテーブルと椅子で誰かとお菓子を食べながらおしゃべりできる屋台のようなお店を出したいと思います。
こんなお店が実際にあったら行ってみたいですね♪
なお、川本家のネコが好きな方は、お時間があれば次の記事もご覧ください。
<あわせて読みたい>
3月のライオン ぬいぐるみグッズの価値がすごい!中古でも驚きの高値で取引。
なつかしい味
以前、ちほちゃん(ひなちゃんの友達)がいる施設の職員、リンユーさんから教わった台湾スイーツ店に、あかりさんとひなちゃん二人で食べに行きます。
ここで食べた台湾スイーツのピーナッツの甘煮が美味しくて忘れられず、家で作れないかチャレンジしてみます。
しかし、思った以上に生ピーナッツの薄皮をむくのにてこずり、桐山零くんに手伝ってもらうことに。
ここで零は「林田先生と島田さんを呼んでみましょうか」と提案し、メールで呼び出します。
ここは、零の「あかりさんと二人を何がなんでもコンタクトさせよう」という魂胆がみえみえです。
林田先生も当然ピンときますが、そこはもう、あかりさんに会えるうれしさで一杯で大慌で家を飛び出します。
島田八段からは聖竜戦の立会いで北海道に行っており不参加の連絡があります。
林田先生はホッとしつつも「何だよホッて」と己の器の小ささにどんよりします。
林田先生は、零から「2人はおじいちゃんのお店をどう引き継いだらいいか、先のことを考え始めたと思う」ということを聞きます。
「彼女たちがやりたいことは全部応援するつもりです。」という零の決意を聞き、上がったり下がったりする自分をバカだと恥じ入ります。
<感想>
あかりさんとひなちゃんが、将来に向けて前進する兆しの見えた明るさのある話でした。
零のおかげで林田先生とあかりさんとの交流も増え、どんな展開になるのか楽しみです。
しかし、生徒である零や野口先輩から心配されるほど、林田先生の生真面目な性格が仇にならなきゃいいのですが。。
個人的には林田先生を応援しており、あかりさんとのカップルを見てみたいのですが・・・。前途多難ですね。
赤い橋のほとりで
零はやさしいあかりさんの為に自分が出来ることは何だろう、と考えます。
大雨の降った夏祭り(12巻のネタバレ参照)で、信頼している島田八段か林田先生のどちらかがあかりさんを支えてくれたらどんなに素敵だろうと思います。
接点のない3人を自然に会わせ続ける方法として、近所の赤い小橋の上で行なうハゼ釣りを企画します。
ハゼ釣り当日、川本家3姉妹と島田八段、林田先生が全員揃います。
一番張りきっている末っ子のモモちゃんは、島田八段に、自分で釣り針に生餌(イソメ)をつけると言い張ります。
しかし、グネグネと動く不気味な生き物を見せられ、一瞬で恐怖で振るえすっかりおびえてしまいます。
おびえるモモちゃんをみて、「可愛いなー」とからかう島田八段。
ひなちゃんに助けを求めらた零は、自分も気持ち悪くて苦手だけどがんばって釣り針につけます。
そんなひなちゃんと零の様子がラブラブに見えたのか、島田八段と林田先生は「カチン」ときます。
わざとらしくあかりさんの家に集まるようにしむけて、”幸せを分けてあげなきゃ”的な上から目線が気に食わないと愚痴ります。
「オレたち、何やってんでしょうか・・・」しばし、2人に沈黙が流れます。
そして、林田先生のほうから「あかりさんの事どう思っていますか?」と切り出しますが、島田八段は、「わからん」とポツリといいます。
女の人には申し訳ない生き物で、幸せとかよりもタイトルがほしい。
天才でも秀才でもないから将棋に100%向き合わないとあっという間に黒星が溜まる。
こんなことから、女の人からは見捨てられてばかりの島田八段。
これを聞いた林田先生は、胸が痛くなるのと同時に、島田先生への尊敬で一杯になります。
これを見ていた野口先輩は、「人の良い、気の合う二人がお互いをおもんぱかり出し抜けなくなる。そのうちに予想外の脇キャラにさらっと(あかりさん)を持って行かれる系」と分析します。
「ダメでしょ、それ絶対に!」と焦る零をよそに、林田先生と島田八段はほのぼのと釣りを続けます。
川本家に戻って釣ったハゼを料理することに。
しかし、あかりさんはハゼのはらわたにいるイソメを想像してした処理ができません。
そこで、田舎育ちの島田八段が全部はらわたを取ってくれます。
料理が出来上がって、あかりさんがハゼのフライを食べずに躊躇している様子をみて、「大丈夫。ハゼはまだイソメを消化吸収していませんよ」と教えてあげます。
イソメを警戒していることを指摘され、恥ずかしさで真っ赤になるあかりさん。
この様子から、林田先生はどんよりと疎外感を感じます。
そんな林田先生の様子に気付くことなく、モモちゃんにハゼのフライを勧めます。
しかし、イソメがトラウマとなっているモモちゃんは「あのおじさん、こわい!」と零のヒザに逃げ込みます。
そんな怖がる様子を「可愛いなー」と面白がる島田八段。
すると、あかりさんから島田八段へ「おくらと山イモのねばねば和え」の小鉢を差し入れます。
”フライばかりでは胃もたれするかなと思って。以前、お店で胃痛のお話されていたので”と伝えます。
このひと言で林田先生のハートにピシッとヒビが・・・・
零と野口先輩は「先生が気の毒すぎる・・・」と心の中で同情します。
食後、全員で三日月堂のそばの空き地で花火をして遊びます。
幸せそうなひなちゃんの横で笑う零を見て、孤独だった姿を子供の頃から見てきた林田先生と島田八段は本当によかったとほのぼのします。
そこへ、おじいちゃんがあずきアイスを忘れたことに気付き、あかりさんのつきそいで零はお店に取りに行きます。
ひなちゃんは「おねえちゃんがあんなに打ち解けられて頼ることができる男の人は零ちゃんだけ」とうれしそうにいいます。
ここまでは、皆、うんうんとうなずきますが、次のひと言で思わずうなります。
「零ちゃんとおねいちゃん、すっごくお似合いだと思うんですよ」
桐山君は悪くない・・・しかし、君が好きになった女の子がまさかの小学生だっただけなんだ。
【感想】
零があかりさんと林田先生、島田八段との交流を深めようと画策したことで、3人の仲が少し進展?した回でした。
林田先生のあかりさんLoveは明確ですが、島田八段は将棋に100%向き合うことで、女性とうまくいかなかった経緯から心理的ストッパーをかけているようです。
それにしても、この回では、島田八段の魅力が全開ですね。
魚をさばく男らしい姿や、あかりさんの心理を読み取る細やかさ、イソメにおびえているモモちゃんを「可愛い」とからかう、ちょっとSっ気体質なところとか・・
あかりさんも気になりほっとけないように見えます。
ほんと林田先生はちょっと分が悪いかも?
そして、ひなちゃんからのまさかの「零とおねいちゃん、すっごくお似合いだと思うんですよねぇ。えへへ」という爆弾発言がとびだします。
林田先生、島田八段、野口君が一斉に「そこからか!」と頭を抱えます。
桐山君はがんばったが、好きになった女の子が小学生だったとは・・・
秋の風景
零とひなちゃんの高校では、文化祭「橋高祭」の準備が佳境に入っていました。
しかし、なぜか倉庫の隅に隠れている零。
職団戦(職域団体対抗将棋大会)に出場する将棋クラブのメンバー(校長先生、教頭先生、林田先生などなど)から逃げ回る羽目に。。
皮肉なことに、職団戦と高校最後の文化祭が重なり、将棋の特訓をしてほしいメンバーから文化祭参加を阻止されているのです。
ひなちゃんの模擬店の「ようかいカフェ」でのコスプレを見たり、クラスのみんなを手伝いたい希望もむなしく、結局、職団戦につきそうことになりました。
そして、この職団戦には、なんと「ハチミツとクローバー」の登場人物(野宮匠、真山巧、高井戸)が「藤原デザイン」で参加し、先生たちと対決するのです。
うれしいことに、このシーンは公式PVで提供されています。
14巻コミックス発売のCMで流れたものですが、第3シリーズがあるんじゃないかと期待できまうね!
駒橋高将棋クラブの校長先生たちは、2回戦、3回戦と勝ち進み、いよいよハチクロメンバーと激突します。
結果、駒橋高校が何とか逃げ切り、初めてBクラスに昇格します。
そんなとき、ひなちゃんから橋高祭の様子と、ようかいカフェで作った冷やし白玉とあべ川もちを一人前とっておいたので、よかったら零に食べて欲しいというお誘いメールが入ります。
”でも、無理はしないでね” という追伸を見て零は頭を抱えます。
「ひなちゃんにとって、辛かったであろう時も投げやりにならず、大事な人たちに寄り添おうとしていた。」
「そんな女の子の”無理はしないでね”を言葉通り受け取ってしまうのはあんまりじゃないか!」
零は以前、林田先生から言われた”一人じゃどうにもならなくなったら誰かを頼れ”という言葉を思い出します。
しかし、頼みの林田先生は試合の真っ最中。
そもそも、学園祭に出られなくしたのは先生たちであったことを思い出し、島田八段に事情を話し、急いで学校に向かいます。
学園祭真っ只中、ぼんやりと窓の外を眺めるひなちゃんの姿がありました。
友達の杏奈から”ひなちゃんの待っているのって桐山先輩?ひなちゃんの好きな人なの?”と突っ込まれます。
ひなちゃんは否定し、”おねいちゃんの彼氏になってくれるといい”と伝えます。
おねいちゃんだったら零ちゃんのことずっと離さないでいてくれる・・・
ひなちゃんは涙をこぼしながら、”桐山くんならおねいちゃんを幸せにしてくれるはず、ぜったいに!”と友達に宣言します。
杏奈は、”ひなちゃんがつき合えばいいんじゃない?どうみても・・・”といいかけて、つぐみちゃんに制止されます。
つぐみちゃんは、”私も、もう何百回も行っている。でも、ガンコで聞かない”と伝えます。
その時、校門から入ってくる零の姿をひなちゃんが見つけます。
思わず階段を駆けおりるひなちゃん、捻挫した方の足を滑らせ転びそうになったところを零がキャッチ。
零が来てくれたことがうれしくて泣きじゃくるひなちゃんと、その様子を「うん、うん」とうなずきながら静かに聞く零。
雨が上がり金木犀の香りが満ちて、世界は金色に輝いていました。
※13巻のあらすじと感想はこちら⇒【3月のライオン】13巻のあらすじと感想(エコバック情報も!)
14巻のエコバック情報
14巻は通常版(税込525円)と白ウサギ or黒ウサギちゃんおでかけエコバッグ付き特装版 ((1,350円)の2パターンが販売されています。
ちなみに、特装版 のエコバックの画像がこちらです。シンプルでどんな服装でも似合いそうですね♪
出典:https://www.amazon.co.jp
出典:https://www.amazon.co.jp
<あわせて読みたい>
【3月のライオン】羽海野チカ先生イラスト エコバック情報
14巻(最新刊) ネタバレ&感想のまとめ
あかりさんと島田八段、林田先生、ひなちゃんと零との関係性に変化の兆しが現れ始めた巻でした。
島田八段と林田先生の間では、穏やかではありますが、あかりさんをめぐる賽は投げられた!のではないでしょうか?
そして、ひなちゃんが零への恋心を封印して、おねいちゃんの幸せのために大好きな零とカップルになってくれることを願っていたなんてびっくり。
零を離さないでいてくれるのはおねえちゃんと信じ、泣きながら身をひこうとしていたひなちゃんがけなげで本当に可愛い。
化け猫のコスプレもめちゃ可愛くて、もう、男子だったらほっときませんね。ほんと。
零とひなちゃんが早くカップルになってほしいものです。
次巻(15巻)の発売予定日は、1年に1冊ペースの発行状況から推測するに、2019年12月頃であろうと推察します。
先が待ち遠しいです。
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