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【3月のライオン】 零のプロポーズが衝撃的!ひなたとの結婚の可能性は?

「3月のライオン」10巻は、ひなたが高校に入学してからすごい仲良しのお友達が出来て楽しそうに学校生活を送っているほのぼのとした雰囲気からスタートします。

しかし!!!、そこに爆弾のように投げ込まれた「零のひなたへのプロポーズ」事件!

これには、川本家のみならず、読者のみなさんも驚きましたよね。

もう、「事件」と呼んでしまいます。

きっかけは、川本家3姉妹の父親の登場で怒涛の展開が幕開けします。

では、さっそく見ていきましょう!

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3月のライオン 零がプロポーズするまでのあらすじ

※10巻のネタバレ含みます。

波乱の幕開けは、3姉妹のおじいちゃんが入院した夜、彼女らの父親が突然訪ねてきたシーンから始まります。

零が川本家をたずねると、見知らぬ男性が居間に座っていました。

その男性の口から「ちょっと今日は大事な話があってね。また今度にしてもらえないかな」とひと言が。

なぜか、うつむいて零のほうを見ないひなた。その様子に以前聞いたあかりさんの言葉を思い出します。

“新しい彼氏が出来たんだって言ってね。出てっちゃったの”

“今は新しい家で、別のこのお父さんをやっているわ”

零はこの男性が姉妹の父親であるとすぐに気付きました。

その時、長女のあかりからメールが来て”急いでそこに行くから。お願いひなとモモのそばに・・・

あかりからの切羽詰ったメールに零は迷わず家に上がる決心をし、ひなたとモモに席を外させ、父親にズバッと今日の用件を尋ねます。

父親は「君には関係ない、失礼だ、空気読めない」など零に投げつけ全く動じる気配もありません。

そんな時、あかりさんが家に到着します。そんなあかりに父親は「もう一度家族揃って一緒に暮らそう」と提案します。

あかりさんは「今の奥さんや娘さんは?本気なの?」と問いただすと信じられない一言が!

最初は戸惑うだろうから、お前たちはしばらくおじいちゃんのお店に移っていい」・・・

これにはあかりさんも零も絶句します。

零は思わず「おじいちゃんの家に移ればいい、って”お前たちは出て行けって”って言っているようにも聞こえるんですが」「ぜんぜん一緒に住みたいってことになっていない。何か焦っているように思える」と追求します。

そこへ、おばさんが家に到着し、「そこまでよ、誠二郎さん」と父親を制止します。

分が悪くなった父親(誠二郎)は、「また来るよ」とだけ言い残し去っていきました。

おばさんは零を送りがてら、父親の誠二郎が妻子を捨てて家を出て行った時の事情を話します。

詳細を理解した零。おばさんにある頼みごとをするのですが・・

ーーー

翌日、川本家の居間には、零、おばさん、3姉妹、そして父親の誠二郎が話し合いのため集まっていました。

誠二郎は「何でまたお前もいんの?」と零をやっかいばらいしようとします。

そこへ零がSNSで調べた誠二郎の事実を暴露し、先制攻撃をしかけていきます

新たな女性問題で中古車販売店をリストラ。
そのため、社員家族寮の退出期限があと1ヶ月。
現在の奥さんは二人目の出産を控えている。
不倫相手だった女性の家族から・・・

おばさんが「予想の斜め上をいく」とあきれるほど、「妻子捨男」である父親のあまりにも酷い行いの数々でした。

秘密を暴露され、逆上した誠二郎は「他人には関係ないだろうがっ!!」と言い放ちますが、零は動じずに宣言します。

僕はひなたさんとの結婚を考えています。だから他人事なんかじゃないです!!

ついに言ってしまったプロポーズ宣言!

ひなたは真っ赤になってうろたえ、聞いていた周囲の大人たちは度肝をぬかれ大騒ぎになります。

ドン引きした誠二郎は、”そんなんで、女の子が「うん」って言うわけないだろう”と言いますが、「大丈夫。これから(ひなたを)時間をかけて説得します!!」とさらに仰天発言を繰り出します。

零の突然のプロボーズの破壊力がスゴイです。父親の誠二郎はすっかり影が薄くなっちゃいましたね!

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3月のライオン 零はひなたのことを異性として好きなのか?

今回、父親の出現がひきがねとなって、唐突に零がひなたにプロボーズをした印象受けました。

劇的でサプライズなプロボーズでしたが冷静になると、

  • 零はひなたのことを女性として本当に好きなのかな?
  • ひどい父親から守るための家族愛に近いのでは?

という疑問が湧いてきました。

そもそも、ひなたがずっと憧れていた野球部の高橋君とお別れして3ヶ月しか経っていません。

零はひなたが高橋君のことを好きだった事実を知っており、その時はむしろひなちゃんのトキメキを応援しているようにも見えました。

3月のライオン桐山零と川本ひなたとの出会いや関係性は?

そもそも、零はひなたのことをいつから強く意識するようになったのでしょうか?

幼いころからいつも独りぼっちだった零にとって、ひなたは日陰から救い上げてくれら女神のような存在。優しく可愛らしいひなたですが、

ゼロがひなたを強く意識するようになったのは、第6巻のシーンかと思います。

ひなたは可愛いだけでなく、いじめられていた友達をかばったことで自身がターゲットとなってしまても、折れることなく戦います。

そんな彼女がある夜、川のほとりで零に心情を吐き出します。

”後悔なんてしちゃだめだ!。私のしたことは絶対に間違っていない”

ひなたと同様に、クラスから無視という形のいじめにあっていた零。

その過去の自分を肯定し救ってくれたのがこのひなたの言葉でした。

零は”君は僕の恩人だ。一生かかっても君に恩を返すよ”とひなたに宣言します。

実際、「恩返し」として、いろいろな面からひなたをサポートします。

ひなたの京都の修学旅行先に胃薬とデザートを持ってかけつけたり、自分の担任の林田先生にいじめ対策の知識をもらいにいって対策を練ったり、懸命に守ります。

「一生かかっても恩を返す」というセリフはプロポーズに近い言葉ですが、ひたむきな「尊敬する人を一生かけて守りたい」が勝っているように思えます。

もちろん、結婚する相手には「人としての尊敬」が基本にあることが重要な要素です。

しかし、やむにやまれず相手が気になり、ドロドロした恋愛のドツボにはまる気持ちとは違うように思います。

個人的見解ですが、そういった気持ちは義姉の「香子」に無意識に抱いているように見えました。

香子が零に嫌な事をいい続けても”嫌だ。こんな毒をらんだ言葉ですら聴いていたいと思う自分が”と思っていたり、香子が零の部屋に泊まるシーンでは、男女の関係はなくても、異性として彼女に惹かれる様子が見てとれます。

今回、はからずもプロボーズすることになりましたが、ひなたにはドロドロした想いは一切なく、「自分にとっての命の恩人」「一生守っていきたい尊い人」「身内に匹敵する家族愛」が大半の想いなのではないかと想像します。

ある意味、若くしてこんな想いを抱かれるひなたちゃんの人間力がスゴイのですが。。

しかし、恋愛は相手の感情と共に盛り上がっていくものだと思うので、ひなたちゃん側にも恋心が芽生えたら、怒涛の恋愛モードに突入する予感もします。

ちなみに、その片鱗が、3月のライオン14巻で見えてきます。

零が偏屈で変わり者キャラでも、ひなたの可愛さは破壊力あるので、いつでもそのチャンスは転がっているとおもいます♪

3月のライオン 零とひなたはこのまま結婚できるのか?

では、零とひなたはめでたくこのまま結婚できるのでしょうか?

プロポーズした零について周囲の反応や零の経済力の情報から推察してみました。

あかりと美咲おばさんの反応

2人の零への印象はすこぶる良く、美咲おばさんとしては「願ってもない相手」と考えています。

「将来有望、真面目、勤勉、家事を手伝ってくれて、お金も稼ぎ、ひなの事が大事、モモやネコとも仲良し」

並べてみると全ての条件は揃っているように見えます。

でも、零がひなたにプロポーズするちょっと前の会話で、

零は川本家3姉妹の愛情は家族愛で、恋という脆いものに戻るのは至難の業、と2人は話していました。

でも、これらを打ち砕くような一足飛びでたたみかける「光速の寄せ」を繰り出してきた零に戸惑っています。

あかりはひなたの方がどうなっているのか気になっている様子。

美咲おばさんは、「どんなにひなたの事が好きだとしてもせかさないでいてあげてほしい」と釘を刺しておくべきか悩んでいる様子です。

やはり、ひなたの気持ちが第一優先というところですね。

林田先生の反応

零に「婚約ってどうやったらいいんでしょうか?」発言に、フリーズしながらも、応援はしているようです。

今後も心配しつつ見守っていくという弟を見るような感じですね。

祖父の反応

度肝をぬかれつつも、「アイツは小学生の頃から、ひとクセもふたクセもある大の大人相手に身一つで勝負してきた男だ」と零を男として認めています。

零が入院先にお見舞いに来たときに、「そうなってくれりゃいいなと思っていた。お前さんはいつもひなの力になってくれていたから」と伝えており、手放しで歓迎していますね。

でも、”後は、ひなが「うん」と言うかどうかだけだがな”と、おばさんと同じく、ひなたの気持ち次第ということですね。

ここで、祖父は思わず心にかかっていることを零に伝えます。

お前さんが”ひなと結婚を考えてる”って言っていたと報告しに来たとき、あかりはとても喜んでいた。
けれど同時に頼りにしていたひながお前さんと一緒に出て行った後の自分を考えもしただろう。
でも、アイツは言ったんだ・・・
”私はまだまだがんばらないとね。モモが大学出て就職するくらいまでは”
俺は何も言えなかった。そのころあかりは40歳だ・・

なんとも重い言葉です。ズシンと零の心にのしかるのでは。。あかりさんが一人ぼっちになってしまう。

実際、この話を聞いてから、零は猛烈な勢いであかりさんの人生お伴侶を探し始めます。

ひなたと零の結婚は大賛成だけれど、あかりが一人になるのが不憫という祖父の複雑な気持ち、とても切ないですね。

ひなた自身の反応

零のプロボーズをひなた自身はどう思っているのでしょうか?

残念ながら、ひなたはあの日の出来事について、「結婚というすっごいストーリーを作り、かっこいいお芝居までしてお父さんを説得してくれた」と思い込んでいます。

高校生だけど小学生風味”のひなた(笑)

肝心の相手がこれだと、前途多難になりそうです。

やはり、恋愛対象というよりも、家族愛に近い感情なのでしょう。

ーー

零をとりまく人々は2人を応援・祝福しており、結婚するのに全く問題ないかのように見えます。

(あかりさんの事や、2人が家族愛から発展しない、などの若干の懸念がありますが・・)

しかし、原作者の作品「ハチミツとクローバー」などから推測すると、あっさりと結婚させないのでは?と邪推してしまいます。

まだまだ、どんでん返しや波乱があるかも知れないので、油断はできません。

桐山零の年収は?

結婚するからにはある程度の経済力がいりますが、棋士である零の年収はいくらぐらいなのでしょうか?

川本家で父親を交えて話し合いをした時、「去年の年収は780万円」とさらっといっていましたね。

19歳の若者が、平均サラリーマン収入より稼げているのがスゴイです。

なお、零はこの時点で「B級2組」で、基本給は月30万円ほどと言われているようです。

基本給だけでもひなたと2人、十分生活できるレベルですね。

これに大会の賞金が加算されていきます。試合に負けると賞金はもちろん「0」ですが対局料は支払われます。

一般的に、将棋界で収入が1000万円超は約一割と言われている厳しい世界です。

勝てない棋士はアルバイトで生計を立てざるを得ず、練習時間を確保するのも大変だとか。

ちなみに、現実世界で2018年の年間獲得賞金・対局料の1位を獲得した棋士は、 羽生善治 九段の7,552万円でした。

奪取した竜王戦の優勝賞金が、将棋界最高といわれる「4,320万円」であったことが大きいそうです。

羽生さんのスゴさが分かりますね!

3月のライオン 零のプロポーズが衝撃的!のまとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、零の衝撃的なプロポーズの状況と、ひなたとの結婚の可能性についての考察をご紹介しました。

物語のターニングポイントとなった零のプロポーズ事件は、登場人物の運命に大きく影響を与えていくのではないでしょうか?

恋愛要素がぐっと加わった3月のライオン、今後の展開がますます面白くなりました♪

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